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Noël2014

 Noël、義兄宅でアントレ担当だったので、どないしよーと思っていて計画していたけど、終わるとほんと、あっけない。

24日は11時にパリ近郊の我が家を出て、ブルターニュに着くと15時くらい。慌てて準備に取りかかる。今日は巻き寿司、焼豚を作る。焼豚、は作って来たので切るだけだ。
 巻き寿司を作るべく支度していたら義兄が横に来て
「この間レストランで食べた、握りサーモンがおいしかったので作って欲しい」
と言う。
「でもにぎりってすっげー難しいねんけど」
 寿司職人が板前になってから、洗い場何年、焼き場何年、そして握りになるまで何年かかるか・・・説明したかったが、今の私のフランス語ではだめのようだったので、諦めて握ることにした。

 その後義兄はずーっと横にいて、食い入るように私のやること・なすこと、見つめるので落ち着かず、
「お兄さん、一人で私は出来ますので、お休みになっていてくださいな」
と言ってみたら、台所から義兄は消えた。だがすぐ我が夫が台所にやって来た。
「なんで兄さんが見てたらだめなの?今度、友達の為に作るので見たいんだって!」
「疲れてると思っただけ!」(ほんとは私が見られていると疲れる)
 義兄はすぐ台所に戻って来た。あとから思うと、巻かせたり、何かお手伝いを頼めば良かったのだけど、その日は義姉のご両親も来られるので張り切ってたのだ。

 料理はアペロ・アントレ・メイン・デザート・・・と進んで行くのだが、私はアントレでお寿司を出した。義姉がこの日、お仕事だったので作ることになったのだ。アペロは姪っ子がカナッペを作り、アントレは私のお寿司&焼豚の和食タイム。メインはフォアグラ、羊の足をオーブンで焼いたもの、チーズ、アイスクリーム、でおしまい。19時から夜中2時まで食べ続ける。
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 カナッペ大量に作るけど結構すぐなくなる。
私はキャビアみたいなランプフィッシュが好き。

 途中、近所で毎年サンタさんをやってる方が来られてとっても盛り上がった。
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 サンタさんは駆けつけ一杯、ワインを飲んで一杯喋って、他のお家をまた回られたようだ。
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 ワインは私達夫婦が大好きなサンセールので!
普段そんな飲まない若い衆が美味しく飲んでくれた。
 
 アントレ和食タイム。折り紙は行きの車の中で折った。
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 巻き寿司は
1.海老・きゅうり・卵焼き・マヨ
2.韓国風 ほうれん草胡麻和え・人参・牛ひき肉甘辛く炊いたん
 
 の2種類で。4本しか巻かなかったので、こんなラインナップ。この間日本から来た友人が持って来てくれた新米で作ったし、一瞬でなくなる。
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奇麗じゃないけど!

 握り寿司はサーモンが新鮮だったので美味しくいただけ、問題なし。
焼豚も好評で、レシピ教えて!と言われた(ただいまフランス語で鋭意制作中!待ってて姪っ子よ)
 多分、フランスのポークソテーは似たような感じなので、新鮮なのだろうな。

 ここで私などはもーお腹いっぱい・・・になるけど、あくまでここまでは「導入」さー後半頑張って行こう!、とプレゼントオープンタイムになった。(ほんとは0時回ってから開けます)
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 プレゼントはツリーの下に、渡したい人の名前付けて置いておく。
私は左下の黒いのに、日本式で「お歳暮 ○○様」と印刷してくっつけ、ほんのご愛嬌です。
 料理グッズを2つももらえて、幸せだった!旦那さんからは新しい携帯をいただく・・・

 さーディナーに戻るぜ。
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 フォアグラ。
最近美味しく食べられるようになってきた。
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 羊も最近美味しく食べられるようになってきました。
赤ワインと一緒にだけど・・・。
 そうそう、この日は私にしたら随分飲み過ぎて饒舌だった。ワインでも飲んで、ちょっぴり酔わんと喋られへんからね。夜ベッドに入ってからチト後悔して「変なこと、言うてへんやろか・・・」と心配になった。でも義姉のお母さんとあんなに話したん初めてやったから、ワイン効果あり?かも?
 おかげで次の日は二日酔いで、気分は下降モード。
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 これは春巻きの皮みたいなんにチーズを巻いて焼いたものなのだけど、チーズはもう入りません!
「明日食べます」と許してもらった。

 デザートのアイスクリームがまたもう分厚い。
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 義姉のご両親など、80才くらいのお年だろうに、デザートまでしっかり召し上がっていらっしゃる。
フランス人ってほんま、健啖家ですね。
 
 25日はまたこれが続くのか?と思ったけど、だらだらして普通の食事で、おしまい。義兄夫妻は土曜日からレユニオン島に行く・26日は二人ともお仕事だったので、とても忙しいスケジュールの中、集えて良かった。
 そしてメチャクチャなフランス語を話す事に恐れが少なくなって来ているので(決して上達ではない)、義兄や、フランス軍入隊中、冬のバカンスで里帰り中の甥っ子と沢山話せて面白かったな。

 そしてあっという間に今年が終わる!ようである。

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by baillement27 | 2014-12-29 03:01 | いつもの日々 | Comments(2)

今年が終わりそう

 さあ、バカンスの到来!
今週で学校はおしまい。
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 アトリエでは今年最後の作品「つばめ」を作った。アングル悪すぎやろ。
でも皆「春の到来ね!」とほめてくれたし、結構素敵に出来たんですよ。学生時代、京都のツバメ研究してましたし。

 そしてフランス語の学校は「各国の料理を持ち寄ってのパーティ」がコンセプトだったので、和食を何か!と3品作って持って行った。
 どれも一瞬で出来る3品だったのですが、何を作ったかというと
1.炊き込み御飯
2.出し巻き卵
3.生チョコ緑茶味

 まず、炊き込み御飯は、材料を切って鍋にぶち込んで炊いたら出来るタイプ。旦那さんが大好きなのでよくやります。「出汁」だけでは物足りないと思い、少し中華の鶏がらスープも入れてコクアップ。調味料もしっかり入れて、それだけで美味しく食べられるようにする。
 海苔以外の海藻も食べる機会ないやろなーと思って、「あらめ」も少し混ぜて色のアクセントにした。出来上がったのを食べると、うー美味しい!これなら大丈夫。
 出し巻き卵は、私からしたら少し甘いかなあ。でもフランス人も甘辛味が好きだから大丈夫だろう(まあ語学学校なのでフランス人は先生だけだけど)。
 生チョコは、生クリームに緑茶を煮出して、それをホワイトチョコと混ぜて固め、1口サイズに切って粉砂糖をまぶした。まあこれは和食ではないのだが「緑茶」が入ってるってことで。
 
 ところが!授業に出てみると私を含めて7人しか集まらなかった・・・。何でも皆、もう自国へ帰ってる人が多いんだって。

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 中国2人、ドイツ1人、エストニア1人、インド人1人、日本1人、先生のフランス人1人というラインナップ。中国の1人は飲み物はもちろん、紙コップや紙皿、なんとコーヒーマシンまで持って来て下さって、びっくりした。
 もう一人の中国の人は、生春巻きを作っていた。これが売り物みたいに奇麗で美味しくて、あとで2本頂いて帰ったほどでした。でも生春巻きは中国?もしかしてベトナム寄りの地域だと食べるのかな?
 ドイツとインドの人はそれぞれ時間がなかったようで、買って来たのだった。ドイツのチョコレート屋さんはParisにあるのだとか。
 エストニアの凄い美人の彼女はポテトサラダを作って来てたのだが、これも凄く美味しい。ピクルスを入れるのだとか。
 フランス人の先生のはタルト・オ・ポムで、この皮がさっくさくで非常に美味しかった。自家製なのだとか。
タルト・オ・ポムは日本のみそ汁のように、各家庭でレシピが違うのだそう。
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 多分パイ生地にりんごを並べただけではないかな。ソースとか使わないのだと思う。むっちゃ奇麗にりんごを並べるのもコツらしいです。

 私の和食も皆美味しそうに食べてくれてほっとした。しかしその後レシピを説明するのがちーと難儀でした。特に海藻ね・・・こっちでもひじきとか売ってるけどBIOの店で異常に高いからメジャーではないと思う。
 米はフランス人は普通、タイ米みたいな長いのを食べるので「絶対に丸い方!!!」と強調しました。炊き方も私は鍋で炊くから色々コツはあれど、それは伝える事が出来ず・・・無念!

 ま、これはどうでもいいことなんですが、米に関しては私はそんなにこだわる方ではないのですよ。子どもの頃から「おかず喰い」と呼ばれていて、白米命ではないのです。在仏の日本人で「美味しいお米がない!」と嘆く方がおられますが、私は一人暮らし始めてから玄米なので、「ぼそぼそ」とした感触でも美味しく頂けてしまいます。

 そんな・こんな、で今年ももう2(ふた)盛り上がりくらいイベントがありそうですが、最終章に入ったのは否めません。
年賀状を今年はパソコンで作ってみましたが、こちらに果たして「印刷出来るカード」が売っているのか?少し不安です。そして今から出しても元旦にジャポンには無理かな・・・。
 

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by baillement27 | 2014-12-20 07:37 | いつもの日々 | Comments(0)

ジャポンよりお人が見える②ナンシー編

日曜日は旦那さんが運転手を務めてくれ、ナンシーへ出かけました。車で4時間の旅です。
友人がクリスマスマーケットを見たいのと、スタニスラス広場という世界遺産の場所があるということで出かけました。
 
 朝9時に家を出て、パリのホテルまで車を走らせるのですが、ものすごい霧です。彼女が着いてから、ものすごく雨も降ってるし、ついてないとしかいえません。
 なんとかホテルに着いて、土曜日から合流したイギリスに留学中の友人のもう一人も車に乗っけて、ナンシーまで出発です。車で4時間ってすごいなーって言われたのですが、スイスの国境近くまで8時間かけて行く事もあるので、そんなにすごいとは思いません。
 
 12時くらいに高速道路の休憩所に泊まったら、バーガーキングがありました!何年か前にフランスでは死者を出して撤退していたのですが、最近また戻ってきたのです。旦那さんは食べたかったらしく、チーズバーガーとバニラシェイクを頼んで嬉しそうでした。私も魚のハンバーガーを頼みましたが、日本のよりあんまり美味しくなかったです。
 それが昼食となり、霧の中、また車を走らせナンシーにやっと着きました。14時を回っていました。雨が少し降っていて、景色は暗いのが少し残念です。 
 まず世界遺産のスタニスラス広場へ行きました。金と黒色を貴重としたシックでゴージャスなデコレーションが奇麗です。
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そこをしばらく練り歩いた後、ナンシー派美術館に行ったり、近くの大聖堂に行ったりしました。
有名なベルガモットのキャンディも買えて嬉しかったです。
 
 夜はクリスマスマーケットは日曜で休みのようでしたが、スタニスラスのライトアップは美しかったです。
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 またパリに向かって4時間車を走らせました。
途中のサービスエリアで、サンドイッチしか食べるものがなく、友人はちょっとびっくりしたようでしたが、なんでも日本基準で考えても通用しないのがフランスですしね。
 海外旅行はそういうことも味わう為にあるのかなあと思います。

 それにしても選挙はやっぱり・・・な結果で残念です。子どもたちを戦争に送ったり、原発再開したりするような党に政権を渡して良いと思ってる人がまだ大半ってことなのかなと思うと悲しいです。
 という私もこちらで選挙を出来るようにしていなくて、すごく反省しています。年が明けたらすぐしよう。

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by baillement27 | 2014-12-15 21:19 | いつもの日々 | Comments(2)

ジャポンよりお人が見える①パリ編

 毎年1回パリに来る、大阪の同僚の友人がいます。
彼女はとにかくエネルギッシュで、パリ行きの飛行機の中で爆睡しながら飛行場に着いたら、時差ぼけなど全く関係なく行動開始。朝も7時くらいから観光を始め、競歩?とも言える勢いで町を闊歩し、夜中11時くらいまで遊び尽くすそうです。
 私はどっちかというと、のーんびりとバカンスを過ごすのが好きで、彼女とは反対の嗜好なので、パリに来た時は全日ではなく、チラリチラリとピンポイントで会いに行く程度だったのですが、今回彼女は1日目の夜は、一人にパリ宿泊する事になった為「良かったら私の滞在するホテルに泊まらない?」とお誘いを受けました。
 5つ星のホテルらしいし、パリに泊まることも(近くに住んでるから)したこともないし、パリの夜遊びも滅多にしないので、2つ返事で承諾しました。
 しかし、2日目からは別の友人が来るので、1日目と2日目、違う人間が泊まるってことの説明をフランス語しないといけないという任務を与えられ、色んな人に聞いてその台詞を丸覚えして行きました。正直ものすごいプレッシャーでした。

 彼女の乗る飛行機は1時間程遅れてCDG空港へ着きました。遊び時間がその分減るので、さぞかし地団駄踏んでるだろなーと思いつつ、私は家の近くから駅に向かうバスへ乗りました。夕方だったので、駅へ向かうバスは混んでないだろうとたかをくくっておったら、一歩外へ出ると土砂降り、そしてバスはぎゅーぎゅー。
 結局ものすごく遅れてホテルに着きましたが、彼女もパリへ向かうバスが混んでいるようで、まだバスでほっとしました。その5つ星のホテルのロビーで待っていましたが、そんなに豪華でもなく、あの星いくつという基準はどうやって決めるのでしょうね。
 彼女が着いて、くだんのことを説明する時がやってきた・・・しかし結局全く問題なかったのでホっとしました。言わなくても良いほどでした。しかしパリのホテルの受付の方は色んな国の人相手のお仕事というのもあるのでしょうね、私のフランス語もなんなく理解してくれて、嬉しかったです。
 正直、こういう緊張の一瞬の積み重ねで語学の習得というのは早められるような気もするので、こういう機会をもっと持ちたいと思っています。

 ホテルの部屋に着くと、こじんまりとしていて、値段とのギャップに驚きました。そしてこれは「ヨーロッパ基準」ということなのですが、なんと歯ブラシセットが置いてないのですよ!5つ星なのに。これはたまげました。しかしバスミルクやシャンプー・リンス・石けん・ネイルセット・綿棒などは可愛いのが置いてありました。タオルやバスローブもありました。
 帰国のたびに東京の安いホテルに泊まるけど、毎日湯水のごとく(?)アメニティグッズをもらいます。それに日本なら歯ブラシを忘れたらすぐ、コンビニに行けますが、パリって24時間空いてるお店はありません。忘れた人はどうするのでしょうか?

 もう9時を回っているし、雨も降っていましたが、お腹もすいたし、コンコルドのクリスマスマーケットへ出かけました。ここには今年だけで、行くのは3回目ですけどね。観覧車に乗りたいそうで、夜の観覧車って素敵だなあと思って。
 何を食べよう?と見渡すのですが、大して選択肢もありません。この夜はソーセージとポテトフライでした。
観覧車は上で5分くらい停止するので、「故障か!」とどきどきしましたが、エッフェル塔の点滅の為かもしれません。面白かったです。
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凱旋門方面。

 ホテルに帰ってもずーっと話してるし、お風呂入ったらもう2時で、明日の朝は何時に起きるの?と聞くと7時とか言うので、そんなら一人でマルシェ行っといてーとお願いしながら寝ました。
 ところが次の朝、掃除の人がノックするのを聞いて二人とも目が覚め、時計を見たら9時でした!しめしめです。聞けばいつも目覚ましで起きてるのですが、今回目覚ましを日本時間で設定したらしいです。
 
 サントノレのマルシェでぶらぶらして、この野菜は日本に売ってへんやろ?とかこのチーズは買った方がいいで、と説明しながら歩いていると、一人の女性が弾丸のごとく、彼女に向かって走ってきました。な!早速スリか?と思いましたがそうではなく、マドモアゼル!その靴はどこで買ったの?どこのメーカー?と聞くのです。可愛くて暖かいブーツを履いていたので、マルシェの売り子さんの一人に聞かれたようでした。マドモアゼルって言われたやん、パリジェンヌに身につけてるもん認められたとかすごいなーと言いました。

 朝食は最近、東京にも出来たらしい人気のカフェQUOTIDIENで頂きました。
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 このまままったりとパリ散策とかしたいなーと思いましたが、この後サンジェルマン・デ・プレ→マレ→15区のショッピングセンターと回って、その間何も食べずでした。なんしか雨が降ってるのが残念でしたが、普段の運動不足解消になったかな。がしがし歩くのは結構気分が良いですね。
 しかし彼女に言わせると今日は全くもって緩い方だそうです。
去年一緒に来た人が、今年は一緒に来なかった理由がよくわかりました!

つづく

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by baillement27 | 2014-12-14 07:04 | いつもの日々 | Comments(0)

グランパレの北斎展

 グランパレで北斎の展覧会が行われているので行ってきました。
はっきり言って、北斎ってあんまり・・・な画家の一人です。あの波の絵とか、すごいとか言われるけど、ピンと来ないし・・・ってのが私の意見でした。でもフランス人が日本人の画家の作品をどう見ているのだろうか?そういう好奇心で行く事を決めました。 
 友人が予約してくれてていたのに、ものすごい人です。結構並びました。それに14.5ユーロもしました。
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 最初はパリで北斎の影響を受け、浮世絵を描いたアンリ・リヴィエールさんのエッフェル塔浮世絵バージョンなどが見られます。  
 北斎は生前、30000点もの作品を残したそうです。この展覧会は全部で700点もあり、日本以外でこんな大規模な北斎の展覧会は最後であろう!ということです。

 さて、初めは期待せずに見始めたこの展覧会。不思議な事に見れば見るほど惹き込まれて行きました。精巧で緻密なのに、北斎が楽しんだりわくわくしたりして描いたのがとてもよくわかるし、絵や字、全ての線を紙に写すという事に、彼が気を込めていたのを感じます。楽しい絵も沢山あって、おもしろがり屋さんだったのかななど想像も膨らみました。
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彼の描く人々をアニメみたいに動かして白い壁に映し出していました。元祖漫画家かな。

 展覧会の最後に、彼の死亡通知が展示してあって、それを見た時に、何か胸に迫るものがありました。この2・3時間ですっかり北斎と仲良くなった気分になっていたのでしょうか。
 オルセー美術館でゴッホを見たときや、ロダン美術館でカミーユ・クローデルの作品を見た時も思ったのですが、心に迫る芸術作品を見た時に「ああ、この作品は私が来るのを待っててくれたのだな。」と感じる時があります。素晴らしい作品というのは作家の意向というものが、遥かな時空も超えるのかもしれません。北斎の作品もまさしくそうでした!
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 こんなに感銘を受けたからかどうなのか、ミュージアムショップで面白い事件がありました。
あるフランス人の男性が私に「日本人ですか?」と尋ねて来られ「そうですよ」と答えると、手にされていた「富獄三十六景六景 凱風快晴(通称赤富士)」と「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏(波の絵)の絵はがきを私に渡し「この絵はがきに日本語で、ようこそ日本へ!」て描いて下さい。」と頼まれました。
 最近、書道の勉強を始めたので字の練習に励んでいてよかったーとつくづく思いながら、2枚の裏にそのとおり描きました。北斎さんからのいたずらかね。

 展覧会に見に来ているフランス人が一生懸命、北斎の作品を見ていたのもとても嬉しかったです。 
最後にこの彼の座右の銘がとても心に響きました。日本のママンは71才で、絵を描くのが趣味ですが、良い絵が描けないと悩んでいます。北斎のこの言葉を聞けば悩むのをやめるかも?
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 己 録再よりものの形状を写の癖ありて 半百の此より数々画図を顕すといえども七十年前画く所は実に取るに足るものなし
 七十三才にして稍(やや)禽獣虫魚の骨格草木の出生を悟し得たり 故に八十六才にしては益々進み 九十才にして猶(なお)其(その)奥意を極め壱佰才にして正に神妙ならんか 百有10才にしては一点一格にして生ずるがごとくならん 願わくば長寿の君子 予言の妾ならざるを見たまふべし

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by baillement27 | 2014-12-12 06:19 | いつもの日々 | Comments(2)

魚の料理

 私はお肉より魚の方がうんと好きなのですが、渡仏してからは、スーパーの魚屋さんでは落胆する事然り、な日々です。
切り身を買って、パックを開けた瞬間、日本だったら一瞬で捨ててしまうような匂いがしたり、何日前からここで売られているのだろう?と思えるような乾燥&色の変わった魚が売られているので、スーパーでは殆ど魚を買わなくなりました。買うとしたら、スモークサーモン、いくら、薫製系、かにかま、冷凍のシーフードミックス位です。
 しかし仲良くして頂いている日本人女性の旦那様が、魚を扱うお仕事をされていて、ランジス市場に毎晩買い付けに行くので、私も分けて頂いたりします。きちんと処理をされるので、とっても美味しいです。
 その方から何日か前に、電話があり「レユニオン島の魚が手に入ったから、置いておくね」と言われました。うちの旦那さんがレユニオン島出身の為に、気にかけて下さったようなのです。しかし、その魚はレジームと言い、日本でアイナメなのですが、旦那さんに知ってる?と聞くと、知らないと言われてしまいました。
 ウララー・・・まあ、料理とかする人じゃないし、そして焼いても揚げても美味しいとネットでは書いてあったので、楽しみにしていました。

 今日、何にしようか?と迷って作ったのがこれです。
今週からものすごく寒くなった&旦那さんも風邪気味だったので、軽い煮込みにしました。
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 たまねぎとベーコンを炒めて、マッシュルームとトマトとグリンピースを入れたところに、アイナメを並べて、白ワインを注いで蒸しました。
隠し味はクミンシードと、最近仕込んだ「塩ゆず」をちらりと使いました。
 15分くらいで出来ましたが、美味しかったです。アイナメは油が沢山乗っていて、ちょっとカレイみたいな感じでした。大阪のママンが病気の時にカレイの煮付けをよく作ってくれたなあと思い出しました。

 こっちに来てからクミンシードを使うようになりました。ちょっと紫蘇みたいな爽やかな香りがして、ピラフを作っても米と抜群に相性が良いし、ポトフなどに入れても少し高級な感じで、お店の味になります(と自分では思ってる)。カレーにも入れています。
 身体にも良さそうな感じがします! 

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by baillement27 | 2014-12-06 05:37 | おうちごはん | Comments(2)

シュタイナー学校のケルメス

 前にも書きましたが、私には子どもがいないけれど、割と近所にあるシュタイナー学校の父兄会の「手芸部」に参加させてもらっています。ここでは、プラスティックなどを使わずに、フェルト毛糸とか編み物などで手作りの良さを打ち出したお人形等を作り、それをこのケルメス(クリスマスバザー)で売りに出します。
 週に1度、学校の休み以外は手芸部はあるのですが、参加して1年くらいになります。フランス語を話すのが目的でしたが、お母さんたちがぺらぺら話している内容は、子どもや誰かの話が多く、しかも○○ちゃんとか○○先生とか、固有名詞ばかりで私にはさっぱりわからず、いつも部屋の片隅で黙々と作業してる事が多いです・・・。
 でも今はサラリーマンでもなんでもなく、ともすれば家にずっといて、旦那さんの帰りを待ってるだけの猫のような存在(そんな可愛くないけれど)なので、こうやってどこかのグループに所属させてもらえるのはありがたい限りです。
 
 そしてそのケルメスが、この間の週末2日、開催されました。外部にも開放される大きなイベントで、学校内にも色んな業者が来て、オーガニック製品を売ったりもします。小さい画廊が設置され、色んなアーティストの作品を見る事も出来ます。生徒たちが作る軽食なども売り出されます。
 土日両方参加しました。1日目は、パリのイナルコ大学に通っている19歳の女の子と会う為でした。イナルコ大学は日本語を学ぶので有名な大学です。彼女も日本語を学ぶ2年生であり、私たちはエシャンジュ(互いの言語を教え合う)を始めるつもりです。イナルコ大学の学生はとてもレベルが高いらしく、万葉集など読む人もいるらしいです。
 彼女はフランス人ですが、オリジンはベトナムなので、ちょっと見た目は日本人かと思うくらいです。19歳、可愛いです。パリジェンヌ特有のすれた感じは全くありません。最初緊張しましたが、2人で色々マーケットを周ってると段々緊張もほぐれていきました。
 旦那さんとの喧嘩でいつも自分の思う事を言い切れていないので、フランス語で喧嘩口上(?)をもっと教えて欲しいと言いました。彼女は私が言うことは殆ど分かってる様子でした。変な言葉を教えないようにしなければ!

 1日目で、手芸部の作品は結構売り切れてしまうようです。一点ものなので目当てに買いにくる人が沢山いるのだとか・・・。それを聞いて「売れ残ってたらどないしよう」とドキドキしながら見に行きましたら、私のは残ってるのも結構ありました。でも売れているのもあってすごく嬉しかったです。
 この羊などは2点くらい作ったけれど、全く残ってませんでした。羊、人気?
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 2日目は、うちの旦那さんと、友人の日本人とフランス人の夫婦で、お子さんが2人いる家族、そしてその友人のアーティストの女性の方が来てくれました。
 子どもたちは自分のお金で色々買って、楽しんでいました。うちの旦那さんはここで毎年出している、パリのアパルトマンで養蜂をやってる人が出しているお店で蜂蜜を買うのが好きで、4瓶も買っていました。友人がそれを見て「くまのプーさんみたい・・・」と言いましたが、ほんとそのとおり。
 子どもたちは、年齢ごとに参加出来るアトリエにも参加していました。旦那さんの空手の先生のお子さん2人は、この学校の生徒なので、先生ご夫妻もそのアトリエを手伝っていたのですが、友人の4歳の子は、偶然にもその先生のアトリエに参加して、空手の先生夫婦にクッキー作りを教えてもらっていて、どちらも知る側としては見ていて不思議で面白かったです。
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 夜17時くらいまでいて、すっかり堪能しました。
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 手芸部の作品はどうなったやら・・・と見に行ったら、私が作った女の子のお人形が、見てる前で1体売れて行ったので感動しました。
私もそのお人形は結構気に入ってたので、買いたかったのですが、旦那さんが蜂蜜を買いすぎてお金が残っていなかったのです・・・でも誰かが選んでくれたのが嬉しかった。

 さあ12月。新しく始めようと思ってた事を今日からやるつもりです!
それについてはまた今度書かせてもらいますね。

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by baillement27 | 2014-12-01 23:34 | いつもの日々 | Comments(2)


ささいなことかもしれないけれども


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